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地元を育てる教育者としての使命。

【今回の記事について】

お話を伺ったのは、キャリアコンサルタントを務められる吉村高彦さんです。
留学、就活、起業を経験し、経営者兼キャリアコンサルタントとして大活躍の吉村さん。
学生時代から逆算的に人生を歩まれてきたそうですが、その先に目指されるものは何なのか…深掘りしました!

【記事本文】

インタビュアー:吉村さんはどのような学生生活を送られていましたか?

吉村さん:福岡出身で高校まで15年間サッカーをしていました。プロサッカー選手を目指しつつ、何事も目標を持って計画的に事を進めるタイプなので、勉強もコツコツとやっていました。しかし、高校でプロの道を諦めてしまいました。
大学受験のタイミングで将来のことを考えた時、「就職して結婚して子供ができても、仕事のために子供に時間を割けないのは嫌だな。だったらある程度自由の利く経営者になろう。」と決意しました。

日本一の経営学部のある神戸大学を志望しましたが、結果は不合格。しかし、「どこの大学に行くか」よりも「大学で何をするか」の方が大事だと思い、現役で他の大学に行くことを決めました。

・地元福岡から離れた国立大学であること
・経営学部があること
・交換留学制度があること
・後期試験を受験できること

などの条件で絞り、静岡大学に進学しました。

インタビュアー:将来設計をして大学受験されるところも計画的な性格が表れていますね!

吉村さん:それまで無理矢理にでも目標を作りながら生きていたので、プロサッカー選手を諦めるとなった時にも、目標がないとこの先頑張れないなと思ったのです。
自分の親が自営業だったということもあり、考え得る選択肢の中に経営者という目標ができたイメージですね。
僕が小学生の頃に父が知り合いの会社を引き継いだのですが、はじめはうまくいっていませんでした。僕が高校生になる頃に事業を持ち直し、余裕が生まれてくる様子を間近で見て、密かに刺激を受けていたのだと思います。

インタビュアー:お父様の経営者としての姿に刺激を受けていたのですね!大学入学後はバリバリ勉強に励まれていたのですか?

吉村さん:勉強をするために大学に入ったわけではなく、とにかく様々な経験を積むことに重きを置いていました。学生支援の財団に参加して起業家の方達と座談会をしたり、他の学生と起業体験のグループワークをしたりしましたね。
交換留学に行くためにある程度の成績はキープしていましたが、やはり学校の勉強よりも主体的に行動しようと心がけていました。
とはいえ、2年生の時は少しだらけていたかもしれません。財団の活動がひと段落したのでサークルに入って、先輩方と飲みに行くこともよくありました。そこで交友関係が広がったのは良かったと思います。

そして3年生の夏から約5ヶ月間、アメリカに交換留学に行きました。そこで初めて大学に対する認識の合致を感じましたね。元々大学は無理に行く必要のあるところではないと思っていて、特に目的も無く通うのであれば、学費の10分の1にも満たない体験や価値しか得られないと感じていました。
留学先の大学にドイツからの交換留学生がいたのですが、彼は32歳だったんですね。話を聞くと、「高卒で就職してから大学で学びたいことができた」と言っていました。これがまさしく大学のあるべき姿だと、とても腑に落ちた感覚がしました。

向こうの大学のカリキュラムも、
1,2年では専攻を決めずにジェネラルの授業をとる→3年から専攻を決める
という流れになっています。しかし、途中で専攻を変える人も珍しくなく、大学院に進む人も多いです。授業一つ一つに別個に値段が設定されているので、覚悟を持って勉強に励むことができます。
日本の大学はまとまったお金を払って「とりあえず4年で卒業しなくてはならない」という風潮が根強いので、勿体ないなと思ってしまいますね。

インタビュアー:学びに対して意識の高い学生が多くて楽しそうですね!留学から帰ってきてからは何をされたのですか?

吉村さん:それをお話しするには、留学前に少し遡ります。
留学前は普通の居酒屋でアルバイトをして時給で稼いでいました。その片手間でコンサルのビジネスを始めたのですが、努力した分だけお金が入る仕組みだったので、やりがいも費用対効果もこちらの方が圧倒的に勝っていることに気がつきました。

そのうち「時間で給料を決められたくないな」と感じるようになり、留学から帰ったら起業すると公言してしまったのです。
自らを後戻りできない状態に追い込んだので、アメリカではビジネス探しもしていました。
紆余曲折ありましたが、アメリカの大学内のカフェで学生が働いているのを見て、この文化を日本に持ち帰れないかなと着想し、帰国後にカフェの経営を始めました。

余談ですが、食わず嫌いだった抹茶ラテを向こうで飲んだ時にその美味しさに気づき、「静岡でこれをやろう」と思いました。(笑)

インタビュアー:そうだったのですね!お一人で始められたのですか?

吉村さん:実は留学前に自分でサークルのようなものを立ち上げていまして、その仲間に協力してもらいながら始めました。そのサークル自体、「志の高い者同士で集まって何かやろうよ!」というコンセプトで活動を始めたので、力を貸してくれる仲間が多かったです。

経営のノウハウについては、自分の足で様々なカフェの店長に会いに行き、「カフェ作るにはどうしたら良いですか」と直接相談をしに行きました。ラテアートを教えてくれる方もいらっしゃいましたし、抹茶農家を紹介してくださる方もいらっしゃいました。街づくりの一環でキッチンカーの提供をしてくださる社長さんにも出会うことができました。

本当にご縁に助けられましたし、その運を最大限に引き出せた自分の行動力にも間違いなかったと確信しています。

インタビュアー:仰るとおりですね!実際に経営されていかがでしたか?

吉村さん:開業前にしっかりと勉強していたつもりでしたが、実際にやってみると難しく、一筋縄ではいきませんでした。マーケティングもお金のやりくりもビジネスモデルまだまだだと未熟さを痛感しましたね。
静岡の魅力を多くの人に届けたいという思いでやっているので、SNSで情報発信しながら今後も事業を伸ばしていきたいです。

インタビュアー:静岡に寄った際には是非お邪魔したいです!キャリアコンサルタントはどういった経緯で始められたのですか?

吉村さん:これも留学先で感じた、日本の就活に対する違和感が原動になっています。
当時から経営者になるつもりでしたが、留学先で日系企業や外資企業が集まる「リクナビ」のようなイベントに興味本位で参加しました。様々な会社のブースを回って企業の方とお話しするのがとても面白く、1日目で内定を頂けたりもしました。
そこで就活の楽しさに気付いたのですが、いざ帰国して周りを見ると皆就活に対してネガティブな意見を持っていました。

大学受験と一緒で、「やりたくなければやらなくて良いのに」というのが僕の意見です。どうしたらもっと就活を面白くできるのか考えた結果、就活コミュニティを作りました。
就活を経験した起業家としての意見や、人事側の視点も持ち合わせている僕だからこそできるサポートがあると考えています。就活に限らず、個人のアップデートの仕方なども話せるのが強みだと思っていて、「今までに聞いたことがなかった」と驚いてくれる就活生が多いです。

学生からお金をとることに初めは抵抗があり、無償でその活動を行っていました。しかし、そこに価値を感じてもらえるのであれば、覚悟を持って僕に時間を割いてほしい、と思うようになりました。そうして近頃個人コンサルとして収益化を始めました。
頂いたお金で僕がまた外に出向いてインプットをしに行き、学生に還元するというサイクルを生み出しています。

インタビュアー:なるほど!その方が学生にとっても有意義ですよね。高校生向けにもキャリア講師をされていると伺っています。

吉村さん:ビジネスプランコンテストに出場した際に、事務局の方から「若い世代でここまで対外的に行動できる人はなかなかいないから、是非高校で話をしてほしい」とお声がけ頂いたのが発端です。
就職と起業の違いや、自分が高校生の時に知っておきたかったことなど、キャリアに関する講義を行いました。
大学でも留学についてプレゼンをしたことがあります。その時に、「プレゼンが上手いのでプレゼンについても教えてほしい」と依頼され(笑)、プレゼンについても講義をしました。

インタビュアー:さすが、引っ張りだこですね!様々なご活動の先に、どのような将来を描かれていますか?

吉村さん:大きな目標で言うと、教育者×支援者になりたいと思っています。現在の僕を形成してくれた静岡に開発の余地を見出し、活性化に貢献したいです。
自分の知識や資産を静岡に還元することで、チャレンジングな若者が増えると信じています。静岡という田舎を底上げする若者が増えれば、東京や大阪に劣らない地域経済の発展も夢ではありません。
今まで僕を支えてくれた方達から教授したものを、下の世代に還元して、より洗練された知識が循環する世の中を作っていきたいです。

【インタビューを終えて】

学生時代のとてつもない行動力に加え、学生生活に培った知見を惜しむことなく下へ下へと還元される凛とした姿勢に圧倒されました。
他人を教育し支援する「はたらくコンサルタント」として、今後も更にご活躍していただきたいです!

【”Zetty”について】

Zettyは「動画で楽しむソーシャルマッチングアプリ”mow”」による「Z世代の方向けの等身大メディア」です。
様々な領域で挑戦される方をインタビューしていき、1人でも多くの方に生き方の参考となる情報をお届けすることを目的に運営されています。

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